似顔絵はビートたけし。いや、ここは北野監督と呼ぶべきか?
それはともかく最近結構映画を観たので、ちょっと抜粋して・・・
アクロス・ザ・ユニバース
ビートルズの曲のみ使ったミュージカル映画。青年ジュードの恋と自分探しの物語。
★★★★★ ビートルズの楽曲の多さ
★★★★☆ 前衛芸術度
★★☆☆☆ 分かり易さ
ハンコック
ウィル・スミス主演。超人だが嫌われ者のハンコックのアクションムービー。
★★☆☆☆ ウィル・スミスやる気度
★★★★☆ 公共物破壊率
★★★★☆ カメラのぶれによる酔い度
幸せの1ページ
引きこもりの冒険小説家アレクサンドラと孤島に住む少女ニムの交流を描く物語。
★★★★★ CGの使い方や演出
★★★★☆ 登場人物のポジティブ度
★☆☆☆☆ ジョディ・フォスターの存在感
スカイ・クロラ
永遠に大人にならないキルドレ達がパイロットとして戦いを繰り広げる押井守アニメ作品。
★★★☆☆ 戦闘シーンの3D描写
★★★★★ 余韻の長さ
★★★★★ 消化不良度
おくりびと
夢破れて、成り行きで納棺師となった納棺師青年:大悟の成長物語。
★★★★★ ブラックユーモア度
★★★★★ 役者のナチョラルな演技
★★★★★ 久石譲ミュージックの完成度
ウォンテッド
冴えない人生から一転、暗殺組織に飛び込んだ青年の超絶アクションムービー。
★★★★☆ ジェームズ・マカボイのへタレ度
★★★★★ ジェームズ・マカボイの瀕死回数
★★★★☆ ノンストップCGアクションの超絶度
中でも、オススメは『おくりびと』
邦画の中でも正統派。一見地味な題材だが、役者の演技やスタッフの技術、久石氏の音楽etc。
ちょっとした仕草や言葉にも真剣さが読み取れる。ちなみに山崎努さんはこの映画で、納棺の作法の練習をほとんどしていないらしい(主役の本木雅弘はみっちりしたけど)。それなのに、あの納棺シーンの洗練され具合はさすが。もうベタ褒めである。
今月は邦画に良作が多い。最近洋画の興行収益が伸び悩む中、邦画が勢力を伸ばしているのにも頷ける。ちなみに全く観る気はないが、20世紀少年もかなりの興行収益のようだ。何故観ないかと言えば、僕の観たいと思う邦画は『陰』『アンニュイ』な作風が多いからだ。
とにかく、おくりびと。本当にオススメ。ブラックな会話や展開に笑っていたと思いきや、納棺時の真剣さや切なさに心打たれる作品。人の死に感動するのではない。人の死を見守り慈しむ人の姿に感動する映画である。
暇つぶしにゲームでも